口臭予防、自分でできる9つの方法 | 口臭対策

 

自分でできる口臭予防

「口臭が気になる・・」と思っても人にはなかなか相談しにくいもの。

なんとか自分で口臭予防をしたい方のための口臭予防の「答え」をご説明いたします。

※効果は限定的な場合がありますので、おこなってみても改善しないようであれば歯科クリニックでご相談することをお勧めいたします

なんで口臭がおきるのか?

①病気が原因でおきるもの

「病的口臭」といい、虫歯や歯周病(=歯槽膿漏)をはじめ、鼻やのど、消化器系のなどの病気が原因でおこるものになります。もちろん予防の前に治療する必要があります。

②お口の中の乾燥でおきるもの

「生理的口臭」といい、睡眠中など舌の動きが少なく口の中が乾いてきて細菌が活性化することによりおきるものになります。

一言でいうと、

唾液が出にくくなる ➜ お口の中が乾燥しやすくなる ➜ 洗い流せない ➜ 細菌の活性化

以上のメカニズムが起きます。

そもそも自分でどこまで予防(対策)できるのか?

①予防の前に虫歯や歯周病はきちんと治療しておく

「口臭の予防法」といっても、そもそもお口の中に虫歯や歯周病などの病気、治療が途中のままだったり、親知らずがでてきていたり、といった問題がある場合は口臭はどうしても起きてしまいます。

また、治療後の定期的なお口の管理(チェック、クリーニング、等)も必要になります。

ご自身でまずできることは歯科に通ってきちんと歯の治療は終わらせていることが大前提になります

②日常生活での予防法

歯や歯ぐきの治療が終わったあとは普段の生活でのケアで口臭を予防すことになります。

以下ご自身でできる口臭予防についてご説明いたします。

 

口臭の予防法(対策法)

 ①歯の治療はきちんと終わらせておく

ごく当たり前のことになりますが、歯科クリニックで治すべきところは治療を完了させておき、治療後も再発がないかどうか定期的なチェックが必要です。

 ②寝る前と朝のお手入れは念入りにおこなう

寝ている間は舌の動きが少なくるためだ液の量が減ります。そのため洗い流す作用が弱くなるためにお口の中の細菌が増えやすくなります。

寝る前の歯のお手入れを丁寧におこなうことで増える元となる細菌の数をできるだけ少なくしておくことが大切になります。

また、朝は起床後すぐお手入れをすることで増えた細菌を取り除くことができ、口臭を抑えることができます。

 ③舌磨きはやりすぎない

舌の正常と舌苔の比較画像

引用:舌診アトラス手帳(メディカルユーコン)左の少し白い状態が正常

舌苔(ぜったい)が気になり、舌を磨きすぎるのは逆効果になり、口臭が強くなる原因となります。

舌の表面はもともとデリケートな粘膜なのでやりすぎると本来必要な舌乳頭(ぜつにゅうとう、舌の器官の一部)まではぎ取ってしまい、お口の中をさらに乾燥させ悪循環になるので注意が必要です。

舌が良く動いていれば自然ときれいになっているものです。

 ④朝食はしっかりとる

朝食を食べる→脳が活性化される→自律神経が働き始め、唾液が出やすくなります。

また、咬む刺激でだ液の量は増えてきます。朝食抜きは口臭にとってはNGです。

 ⑤食後のうがいは効果あり

食事の内容(ニンニク、等)によってはもちろん口臭の原因となります。食後は大きな「食べかす」を大まかに取り除いてから、水でうがいすると効果的です。

食後はお口の中が酸性に傾きpH(ペーハー)が下がります、水でブクブクうがいをすることで酸の濃度が下がるため、中性に戻るスピードが早まり口臭を予防できます。

 ⑥適宜に水を飲む

口臭予防と水の取り方

スポーツドリンク、清涼飲料でなく「水」であること

お口の中を乾燥させないため、水分補給が口臭予防のコツになります。朝食~昼食、昼食~夕食、などの食間にコップ1杯の水を飲むと効果的です。

カフェインを含む飲み物(コーヒー、緑茶、等)は利尿作用があるため、体内の水分量が低下させる働きがあります。そのため、だ液の分泌を低下させ口臭の発生につながりやすくなるので摂りすぎに注意しましょう。

 ⑦スマホ、PCを長時間下向きで見続けない

口臭予防と姿勢の関係の画像

現代人は口を閉じて下を向いている時間が長い

スマートフォンの、PCなど操作で下向きの姿勢が長時間続くと

①だ液腺が圧迫される

②舌の動きが止まる

以上の現象が起きるため、だ液がでにくくなります。時々視線を上げるようにしましょう。

 ⑧ガムを食べる

ガムを咬むことでだ液が出やすくなります。だ液が循環することでお口の乾燥を防ぐことができます。

※ガムはだ液が出やすくなる反面、歯にストレスをかけるため、神経をお取りした歯が多い方、歯の数が少ない方、入れ歯が入っている方、は「歯が割れたり」「入れ歯にくっついたり」するので、かかりつけの先生に相談されてからおこなうことをお勧め致します。

 ⑨ストレスをためない

精神的なストレス、緊張、は自律神経に影響しだ液の分泌が少なくなります。毎日の生活でリラックスできる時間や解消法を取り入れましょう。

 

まとめ

・日常生活の改善で口臭予防につながるポイントがある。

・お口の「乾燥」が口臭の大敵であるため、だ液が出やすくすることが効果的である。

・そもそも、お口の中の「病気(虫歯、歯周病、親知らず、等)」があれば口臭の予防効果は少ないのでしっかり治療しておくことが大前提。

 

≪参考≫

すこやかファミリー10月号 (2018年10月 法研)

舌診アトラス手帳(メディカルユーコン)

大手町デンタルクリニック公式HP

 

★歯の疑問を動画で解決!【動画で学ぶ歯の教室】

★他にはない視点とポリシー【Dr.島倉ブログ】

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